「闘茶セット」。つまり、簡単に言うと「利き茶セット」です。目、鼻、舌、感覚の限界に挑んでみてください。
このプーアール茶のセットはどちらかといえば中級者以上向きのセットです。違いが分かり易い茶葉もありますが、同じ茶廠が同じ製法で作ったもの(違いは原料茶葉の等級のみ)など利き分けるのが難しいものもあります(例えば「3級」、「1級」、「宮廷」、「茶皇」。)。これらの味と価格のバランスなど評価してみてはいかがですか?その他ビンテージ茶があったり、千年古樹茶があったりとどれも厳選された優秀な茶葉ばかりの豪華セットです。
同時に何種類かの茶葉を淹れてみて、お友達と一緒に当てっこをしたりして遊んでみてはいかがですか?気軽にどうぞ♪(「ウーロン茶編」は>>>こちら)
■セット内容:■
1.2008正春 老班章 (プーアール生茶)7g:西双版納第一主産地にて2008年正春に摘採・製茶された10年ものプーアール生餅茶。
2.六堡茶7g:黒茶(プーアール茶)の中でも特に健康茶として有名なお茶。
3.プーアール散茶「宮廷」7g:当店契約の雲南省の茶廠Aで製茶。特級茶葉使用。高ゴールデンチップ(金毫)率。
4.プーアール散茶「茶皇」7g:当店契約の雲南省の茶廠Aで製茶。極品級茶葉使用。高ゴールデンチップ(金毫)率。
5.姫牌プーアール茶7g:当店人気1のオリジナルプーアール茶。非常に飲みやすくスッキリとした味わい。
6.蓮葉小沱茶-熟茶2個:蓮の葉をブレンドしたプーアール熟小沱茶。
7.2012易武野生古樹茶头(頭)7g:渥堆発酵過程で、偶然できる副産物。
8.2018純野生古樹銀芽7g:海抜1800mの雲南省銘産地。プーアール品種の新芽で作られた白茶。
9.2013冰岛古樹生茶(磚茶)7g:2013年レンガ状のプーアール生茶(磚茶)
10.プーアール熟小沱茶 中国産地のJAS認証有 1個:自然を活かした良質な土地で作られたオーガニック茶葉。
左の写真のように小袋に包装して発送いたします。
<注意:>まれにですが、セット内容は在庫状況により変更する場合もございます。お客様にはご注文を頂いた時点で掲載されているセット内容のお茶を発送させていただきますのでご安心くださいませ。
■闘茶とは■
闘茶とは中国では「斗茶duo-cha」とも書き、各人が持ち寄ったお茶を飲んで茶名や産地(時には水の出所まで!)の当てっこをする利き茶遊びのことです。 また、お茶の淹れ方などの様式美を競ったりする場合もあります。 現在の「評茶」(テイスティング)にも少し似ていますね。
この遊びはお茶の本場中国福建省で生まれ宋代に流行しました。 日本でも室町時代にお金持ちの間で流行し、あまりにのめり込み過ぎて身代を潰してしまった道楽者もいたほどだとか(これではまずいということで幕府が後に禁止・・・)。
現在の日本ではごく一部の人達の間で愛好されているようです(ウチのお店でもスタッフ同士で勝手にルールを作って遊んでいます♪)。なお中国で今日「闘茶」が残っているかどうかは不明ですが、お茶コンテストは非常に盛んで優勝した茶葉が数百グラムで何百万円(!)というような値段で取引されることもあります。
■ついでに・・・良いお茶の見分け方?■
結論=結局は好みの世界です。ですから以下は私の偏見がかなり入っていると思いますが等級や仕入れ値段の高い茶葉(茶葉の見た目の良し悪しとプレミア価値を除く)は大体こんな感じで決まってないでしょうか?>>>基本は「雑味の無い透明感のある味」です。これに旨味や甘みなどの「厚み」がどれだけあるかが重要になってきます。決してこの「厚み」は「雑味」とは違いますし、「透明感のある味」とは味が薄いことでも特徴が無いことでもありません。また香りも同様に「透明感」が必要です。濁りの無い高い香り。矛盾しているようですが、「良い」とされるお茶にはこういう香りが確かにあります。この香りと「透明で厚みのある味わい」。
あと、素晴らしいお茶は心地よい酩酊感というか張り詰めた神経を解きほぐすような何か(?)を持っています。(仕事でピリピリしながらテイスティングしていてもこういう茶葉に出会うといつの間にかマッタリリラックスモードになっています。で、意外と仕事に集中できたり、、、。)このほかにも色々と要素はありますが、これが基本でしょうか。う〜ん、やはり言葉では難しいですね。