今春は最も早い摘み取り4種の高山浙江龍井にスポットを当てました。
浙江省で活躍の茶老師曰く、現在最も美味しいと思っている龍井はこれ! ということで、特別に「高山龍井-最高レベル飲み比べ4種」を仕入れました。
※更に龍井炒茶技術伝承人による製茶。
当店では20年間、正宗を数知れず仕入れてまいりました。
しかし今回は、正宗とは違う特徴をもち、時代の先を行く高山龍井にいたしました。
其々の違いを愉しむ良い機会です。是非お試しいただければと思います。
−−−−4種飲み比べ−−−−
1、烏牛早-摘採:20190224
2、明前龍井(龍井43)-摘採:20190220
3、群体種(在来種)-摘採:20190318
4、鳩20(鳩坑種)-摘採:20190223
−−−−−−−−−−−−−
以下、正宗西湖龍井のご説明です。
中国茶と言えば、まずこのお茶を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 西湖龍井は、名実ともに中国を代表するトップブランドです。 「国家礼品茶」にも選ばれています。これは、国家が厳選し認定した国賓向けの贈り物のことで、つまりは国の宝ということです。
さて、そのお味は、、、
そっと口に含んでみると、はじめに豆や草を想わせる味わいがひろがります。やや遅れて、喉奥から花や果実のような香りがもどってきてます。そして徐々に、くるみのようなまろやかな風味と落ち着いた焙煎香に包まれます。緑茶でありながら烏龍茶のような香りと余韻です。
【産地情報】
浙江省は、中国屈指の茶産地です。 茶文化の博物館や多くの茶館もあり、お茶(特に龍井茶)なしでは語れない地です。
また、杭州には龍井茶のブランド名にもなっている「西湖(シーフー)」という美しい湖があります。 ここで、多くの文化人が作品をつくっています。彼らは龍井茶をこよなく愛し、中国茶文化の発展にも貢献しました。西湖龍井茶は長い歴史の中で、常に注目を浴び洗練され続けてきたのです。緑茶好きのお客様の多い当店では、2015年は王道「中国三大緑茶」に焦点を当て、その最高峰、そしてオーガニックであることにこだわってみました。 西湖龍井というお茶を試してみたい方は、良い基準がつくチャンスでもあります。
<水出しに適したお茶です>
※大変デリケートな茶葉ですので、到着後すぐにパック詰めを済ませております。
淹れ方(目安):
茶器:蓋椀・耐熱ガラスカップorポット・磁器製の急須もOK.。
茶葉:器に合わせ、お好みの量で。
お湯:200ml
温度:80℃ ※温度が高すぎますと渋味が強くなります。
抽出時間:2分〜5分 ※お湯を注ぎ足しながらお楽しみください。
※このお茶は淹れ方によって味わいが大きく変わります。お好みの目安を探り当てるのも醍醐味の一つです。 美味しく淹れるコツは「茶葉は多過ぎず、低めの温度で、抽出時間を長め」にです。
中国緑茶は水との相性もございます。