花茶の技術に精通する台湾の知人に依頼し、完成したジャスミンティー(烏龍茶ベース)をご紹介します。 当店がこのお茶に求めた「+α」とは? まず、ジャスミンの香りを移すお茶に選んだのは、台湾烏龍茶の「四季春」。 この品種は控え目ながらも爽やかな味わいと、優美な花香を持ち合わせています。ジャスミンの香りを移すと、なお美しい口中香を奏でることは間違いないからです。 つぎに、ジャスミンの花を何度「四季春」に寝かせ、どの程度の香りを移していくか…、問題はここです。これは最も重要かつセンスの要するところです。 トライした結果、ベストは3印(回)にとどめることでした。 当店では、香気成分的に、調和し融合するラインを求めていました。 高級品種ではない四季春と、ジャスミンを使用し、それらがバランスのとれたハーモニーを醸しだすとき、を知りたかったのです。この烏龍茶にはそれ以上の華美な印花は似合わないと判断いたしました。 そして、四季春を選んだもう一つの理由は、台湾ウーロンの中では生産量が安定しているため、比較的買い求めやすい価格帯であるからです。 このようにしてコストパフーマンスの良い「茉莉四季春烏龍茶」が完成いたしました。 さて、その味わいとは、 派手すぎず、、、むしろ控え目でありながら、まるでシルクのように洗練されたイメージです。是非一度お試しくださいませ。 ※卸でご購入の店舗様には、大変優しい味わいですので緑茶ベースのジャスミンティーの代わりにされても違和感はございません。 産地情報: ジャスミンティーは中国産が一般的です。緑茶にジャスミンの生花の香りを吸着させて作ります。 一方台湾でも、以前より軽発酵の烏龍茶(包種茶)をベースに、台湾らしい上品な味わいのものが作られてきました。