正宗高山の初摘第一日の初芽(トップグレード)。今年一番芽(首日芽)の爽やかな香りは如何に? 一番芽(銀針頭採)には指標になる「魚叶(小米針)」がついています。 高貴なお茶として名高い「白豪銀針」の新芽は、通常より一回り小さく銀色の美しい輝きを放っています。 その芽芯は、高山茶樹が越冬し、力強い生命力を一芯に集め、贅沢な美味しさ(成分)を充分に蓄えています。秋・冬にしっかりと育てた茶樹の春の新芽が一番良いとされます。 その香りは、、、 ほのかに干し草ような心地よい薫りが鼻をかすめます。 そっと口に含むと、澄清な味わいの中に蜜を想わせる甘味が幾重にもひろがります。そして徐々に爽やかな余韻に包まれます。やや遅れて、全身にも澄みわたっていくような感覚を覚えます。これは緑茶の数倍とも言われる豊富な成分によるものだと思われます。 品種は「福鼎大白茶(早生種)別名:福鼎白毫・北路銀針」 製法は至ってシンプル。 摘んだ新芽を、場所を変えつつ萎凋(水分量が10~20%になるまで飛ばす)し、最後に薄紙の上に茶葉を敷き40~50度の火?焙で乾燥をして包装します。 シンプルな工程ですが、実は包装後の茶葉の変化まで考えられており熟練した技術を要します。 またデリケートな新芽の風味を損なわないよう、なるべく手を加えず、優しく新芽の変化を見守りながら、適切なタイミングで仕上げていくことが最も美味しい白豪銀針を作るポイントなのです。 ※品種や天候により製法も変わります。 低品質茶葉との違いがこれほどはっきりするお茶も珍しいと思います。 この白豪銀針(特級)は、丁寧に仕上げられたクオリティーの高いお茶です。また、白茶は夏バテや暑いときに飲むとすっきりするすることから香港でも大変人気です。 是非多くの方に味わっていただきたいお勧めの逸品です。 ※白茶の最も美味しい淹れ方は、やや低め(70℃)のお湯で抽出時間を長めにします。水出しにすると更に甘み成分が抽出され美味です。高温で淹れると香りが引き立ちます。